自動的に(.bak)ファイルを移動/削除する方法
もくじ
はじめに
多くの(.bak)ファイルが発生することによりAlteryxの利用者が不便を感じる際に皆様どうしていますか?手作業により(.bak)ファイルを移動や削除していますか?そんなあなたにこの記事が役立ちます。
Alteryxワークフローを上書き保存するとワークフローと同じフォルダに同名義の(.bak)ファイルが作成されます。実はこの(.bak)ファイルがバックアップ用に作られてそのワークフローの最新版がxmlコードで保存しています。しかしAlteryxでは既に同じ機能が別に存在し、自動復元としてファイルをバックアップし保管しています【詳しくはユーザー設定の自動復元をご覧下さい】。毎回現れる(.bak)ファイルがジャマを感じる多くなユーザーが手作業でファイルを移動や削除します。(.bak)ファイルが利用者の好みで自動的に移動もしくは削除することが出来るので、特にサーバー上でBest Practicesを活躍する為に(.bak)ファイルの自動処理が役立ちます。方法がいくつかあるかもしれないだが、ここでバッチファイルを活用した操作を説明します。
バッチファイルの作成
目的に応じて(.bak)ファイルを移動操作する為のバッチファイルを作るか(.bak)ファイルを削除操作する為のバッチファイルを作れます。メモ帳で適切なコードを入力しテキスト形式としてファイル保存し拡張子の.txtが.batへ変更します。
移動操作用のバッチファイル
移動操作用バッチファイルのシンタックスは次の通りです。
FOR /R %%a IN (*.bak) DO (MOVE /Y "%%a" "%cd%")
デスクトップの場合は%cd%の替わりに移動目的の新しいフォルダー場所を登録します。
FOR /R %%a IN (*.bak) DO (MOVE /Y "%%a" "C:\Users\Laptop\Desktop\NEW\")
サーバー上ではAdmin Permissionによる対象フォルダーへ移動となります。
FOR /R %%a IN (*.bak) DO (MOVE /Y "%%a" "\\Server\Machine\Drive\Folder_Name\")
削除操作用のバッチファイル
削除操作用バッチファイルのシンタックスは次の通りです。
DEL /S UNCユニークパス\*.bak
デスクトップの場合はUNCユニークパスがそのフォルダーの場所になります。
DEL /S C:\Users\Laptop\Desktop\Workflows\*.bak
サーバー上ではAdmin Permissionによる共通フォルダーを対象となります。
DEL /S \\Server\Machine\Drive\Folder_Name\*.bak
自動実行する方法
これまで作成されたバッチファイルが下記の二つ方法のうちいずれかの設定により自動実行することができます。
Alteryxによる設定
Alteryx Designerのワークフロー設定でイベント追加しファイルを選び新たなイベントが登録されます。デスクトップやサーバー上ではこのワークフローを定期的にスケジュールするだけで(.bak)ファイルの自動処理になります。サーバー上では一般のユーザーが定期的にこのスケジュールを実行させるとネットワーク上のアクセスやGalleryの許可によりすべての(.bak)ファイルが処理されないのでSuperuserアカウントとして実行させる必要があります。
Windowsのタスクスケジューラによる設定
Windowsで「タスクスケジューラ」を検索しタスクスケジューラを開き、新しいタスクを作成します。必要な条件とトリガー・操作設定を行い、自動実行させます。
最後に
サーバー上で利用者が増え、ユーザー毎に各フォルダーが混乱しやすいので総合的にサーバーのパフォーマンスに影響が与えることがあります。Best Practicesを活躍する際に(.bak)ファイルを処理したほうがおススメなやり方の一つです。
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